金融・会計(基礎)

最近のニュースを振り返ろう! FOMC,雇用統計、OPECプラス、COP26各イベント振り返り

YK By: YK | Posted: 2021/11/15

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最近のニュースを振り返ろう!

FOMC,雇用統計、OPECプラス、COP26各イベント振り返り



読者の皆様こんにちは。

会計士として仕事をした後、本格的に投資を学ぶべく単身アメリカ留学中のYKです。

先週、先々週は様々なイベントがあり、てんやわんやしていましたね。

そこで、今回のレポートテーマはそれらのイベントの振り返りをしていきたいと思います!



目次

  1. FOMC記者会見

  2. 10月の雇用統計発表

  3. OPECプラスの会合

  4. COP26の合意内容

  5. まとめ



1.FOMC記者会見

FRB(米連邦準備制度理事会)は11月の2日、3日にFOMC(米連邦公開市場委員会)を開催しました。

今回のFOMCでは遂にテーパリング(量的緩和の縮小)を実施するとの発表が行われた一方で、政策金利は引き上げる段階ではないとしきにりに強調されるという内容でした。

テーパリングは、11月開始、、毎月国債を100億ドル、住宅ローン担保証券(MBS)を50億ドルそれぞれ購入額を減少させるという内容でした。

今回のテーパリングの内容は9月のFOMCの議事要旨で開示された内容通りでしたので、マーケットにとってはノーサプライズと言えます。

テーパリングについてFRBの方針が見えたことから、マーケットにとって次の関心事は本格的に政策金利に移ったと言えます。

今回のFOMCでは高まるインフレ懸念のでも、利上げは時期尚早であり、まだ利上げを実行する段階ではないというパウエル議長の発言が目立ちました。



2. 10月の雇用統計発表

ついこの間まではFOMCに続き、雇用統計も発表されるという中々に慌ただしい時期でした。

さて、実際に10月の雇用統計の数字を見て行きましょう。

10月の雇用は53.1万人、失業率は4.6%という数字でした。予想雇用者数45.0万人、予想失業率4.7%と比較し、市場予想を超える良い数字が10月雇用統計では出てきました。

全体ではコロナ前の水準と比較すると99%近い雇用が回復しています。

特に食品小売りや運送、倉庫等についてはコロナ前を以上の雇用が行われています。

一方で、服飾関係や航空、宿泊業に関してはコロナ前と比較し80%~90%程度の雇用率となっておりまだまだ回復の余地があるというのが現状です。


一方で、賃金も引き続き上昇傾向にあることからインフレに対する懸念の出てきています。思いの他経済回復が順調に進み、更に雇用も回復してくるようになるとFRBが利上げを行う可能性が高くなるので引き続き雇用統計の数字は要チェックですね!



3. OPECプラス会合

11月4日には世界の石油供給量に大きな影響を与えているOPEC(石油輸出国機構)とロシアなどの非加盟産油国で構成されるOPECプラスの会合が実施されました。


経済再開が進み、原油に対する需要がパンデミック前の水準までにあり、米国や日本が増産の要求を行ったにもかかわらず、OPECプラスの会合では追加増産が見送られる結果となりました。


具体的な内容としては、協調減産幅を毎月日量40万バレルずつ減らして供給量を増やすという従来方針を12月も維持することを決めました。新型コロナウイルスの感染再拡大による需要減の懸念があることや、段階的な増産を続けることで、いずれ需給は安定するとの理由から追加増産を見送ったという結果です。



4. COP26の合意内容

一日延長をされていたCOP26(国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議)が11月13日に閉幕しました。


約200カ国・地域が、地球温暖化対策の国際合意「パリ協定」の最も意欲的な努力目標を引き続き追及することで合意し、①石炭使用の削減と②化石燃料への「非効率な」補助金の削減、③現行の2030年の排出削減目標を22年末までに再検討・強化することについても合意がなされました。

「グラスゴー気候協定」には、パリ協定が目指す「産業革命前からの気温上昇を1.5度に抑える」努力の追求が明記されることになりました。


今回のCOP26では、石炭消費に関するコミットメントへの初めての言及は最大の焦点でしたが、土壇場でインドや中国が反発し、石炭火力の利用に関する合意文書の表現は「段階的廃止」から「段階的削減」に最終局面で書き換えられることになりました。


また、先進国から途上国への排出削減に向けた資金支援では、20年までに年1000億ドルを実現するとの約束であったにも関わらずその達成は22~23年にずれ込む結果となり、途上国からの不満も募りました。


多くのことが決まったCOP26でしたが、最大の焦点であった石炭消費に関し、土壇場でのインドの反発により「段階的廃止」から「段階的削減」に変更されてしまったことで、気温上昇を1.5度に抑えるという目標達成に大きく影響を与えると目されています。


5. まとめ

ここ数週間、非常に多くのイベントがありました。

こちらのレポートを参考に是非それぞれのイベントの振り返りをしていただければと思います!



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