【これであなたの資産爆増📈】バイデンか、それともブレイナードか!?FRB次期議長は誰になるのか?シナリオに応じて解説!
ライター:留学中に現地のヘッジファンドで投資を学ぶ。YouTubeでも顔出して解説しています!
日本のマーケットは新しい材料を探してもみ合い、方向性の出ない相場になっていて株ロングで利益を取ることが難しくなっています。しいて言えば半導体が好調なことと、それに関連するハイテク株の一部にも買いが集まっている印象です。
さて最近のマーケットは次期FRB議長が誰になるのかに注目しています。パウエル現議長がそのまま続投するという見方が優勢でしたが、ここにきてブレイナードさんの可能性もあると報じられていました。FRB議長はアメリカ金融政策を指揮するアメリカ金融業界のトップです。彼らの政策次第で相場は大きな転換点を迎えます。今日はバイデン大統領がどちらを選ぶのか、パウエル議長続投時とブレイナード氏就任時のマーケットシナリオはどのようになるのか、解説していきます!
目次
パウエル議長続投の場合
前回決算を上回っているか?
市場予想を上回っているか?
株価が上がりすぎていないか(株価に織り込まれていないか)?
今話題の銘柄か?
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1. パウエル議長続投の場合
結論から言うとパウエル議長が続投した場合はマーケットは無風、今までのトレンドが継続する可能性が高いです。パウエル議長はコロナという前代未聞の出来事に対処し、大規模な金融政策、金融緩和を推し進めてきました。結果的にアメリカ株は65回も最高値を更新する超強気相場となっており、彼の手腕は高く評価されています。投資家やエコノミストからの評価も高く、現在直面しているインフレ、金利高にもうまく対応することが期待されています。
一方で「大規模な金融緩和をやりすぎではないか?」というタカ派(金融引き締め派)からの指摘があるのも事実です。確かにコロナの影響で外出もろくにできない中、ダウやナスダックが連日最高値更新している様は奇妙にも思えます。タカ派はこのような金融相場を嫌っており、市場に極力介入すべきではないという意見が一定数あるのも事実です。バイデン大統領がこのような指摘を受け入れ、交代に踏み切った場合はマーケットはパウエル議長交代を嫌気して下落トレンド入りすることも考えられそうです。
2. ブレイナード氏就任の場合
一方ブレイナード氏は民主党寄りの人物で、こちらもパウエル議長と同じハト派(金融緩和推進派)として知られています。従って彼女が新しくFRB議長に就任した場合でも金融緩和推進が期待され、マーケットは上昇トレンド入りすると言われています。ちなみにブレイナード氏が就任したとなると米FRB議長、米財務長官、米副大統領ハリス、ECB総裁ラガルドと、政治・経済のトップを多くの女性が占めることになります。(日本のトップに女性を採用する日はいつになるのでしょうか。。。)
しかし一方で実績あるパウエル議長が辞任すること、ブレイナード氏はパウエル議長のように上手にマーケットと対話しながら金融政策を成功させることができるかなど、不確実が増すことが大きな懸念です。投資家は不確実性を嫌いますし、株は売られる傾向にあります。ブレイナード氏がハト派であることは好材料ですし、早期利上げ解消期待で瞬間的に株価高、金利安になる可能性はあります。しかしあくまで瞬間的なもので終わり、マーケットはすぐに「じゃあインフレにはどうやって対応するの?」という目線に移るでしょう。そうなったときにまだ信頼のないブレイナード氏の場合は下落トレンド入りする可能性が高いと思っています。
従ってブレイナード氏就任の場合は「瞬間的に株高・金利安、その後下落トレンド入り」となると思っています。
3. いずれにせよ。。。
以上のようにパウエル議長続投時とブレイナード氏就任の2つのシナリオについて解説しました。今までの実績と信頼という点で投資家はパウエル議長続投を望んでいるのかなと思っています。
ただいずれにせよ両者が対面する問題はインフレです。インフレにどう対応していくか?インフレが止まらない場合早期利上げがあるのか?ここを投資家は最も懸念しています。当然、インフレによる早期利上げは株式市場にとってはネガティブインパクトですので、2人がどの様にインフレに対応していくかが注目されています。
その点ではパウエル議長が有利だと思っています。今までコロナという緊急事態を乗り越え、上手に対処した結果今の株高があるわけです。「インフレも上手に対処し、上昇トレンドを作ってくれるはずだ」という期待があると思っています(ただし石油が供給過剰になるという予想もありますので、インフレは遠くない未来に治まる可能性が高いですが)。
以上が私が考えるFRB次期議長のシナリオです。今回も皆さんのお役に立てれば幸いです!
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